身体拘束・高齢者虐待を防ぐための職員研修
~ビデオを見ながら自分たちのケアをふり返ろう~
11月15日、2019年度身体拘束・高齢者虐待防止研修を、日本認知症ケア学会の後援を受けてドーンセンターで開きました。
講師は山本秀樹・関西国際大学教育学部教育福祉学科准教授。
施設長や介護職員など 71名が参加し、午後の3時間、講義やグループワークを通して、自分たちのケアについて改めて考える機会を持ちました。
不適切ケアを考える」をテーマに、前半は山本講師が虐待について講義。
「けんかは一時的で一過性であり手加減されるが、虐待は執拗で手加減がなく継続的」と、両者の違いを説明。
「個人の価値観や生まれ育ってきた文化・背景によってとらえ方は異なるが『高齢者本人の立場から見てどうか』が虐待の判断の決め手となる」と話し、身体的虐待・心理的虐待など介護者による虐待の5 類型について具体例を挙げながら解説しました。
後半は山本講師も監修に携わった神戸市「高齢者虐待防止介護従事者研修用映像」を視聴。
食事・排泄・入浴・応対・その他(移動・起居動作等)に関して、不適切ケアを挙げるとともに適切な対応についてグループで話し合いを行いました。
「このビデオの目的はけっして間違い探しをすることではない。
ビデオをきっかけに『より良いケアとは何か』を考え続けることが専門職に求められることだ」と結びました。
とき 2019年11月15日(金)午前10時~午後4時30分
ところ ドーンセンター 5階 視聴覚スタジオ
大阪市中央区大手前1-3-49
地下鉄・京阪天満橋①番出口、東へ徒歩5分
定 員:70人(申込先着順)
対 象:介護施設・事業所で働く管理者・介護職員など
講 師:山本秀樹 関西国際大学教育学部教育福祉学科准教授
介護施設で相談員として勤務した後、大学院へ進学。
大学教育に携わる傍ら、高齢者虐待防止に関する自治体の委員等を務める。
神戸市が制作した高齢者虐待防止介護従事者研修用ビデオの監修にも携わった。
受講料:5,000円/人(O-ネット会員施設は3,000円)
プログラム
13時15分~13時15 分 受付 |
13時15分~13時30分 開講挨拶、事務連絡 |
13時30分~16時30分 講義&ワーク「高齢者虐待と不適切ケアを考える」(途中休憩あり) |
16時30分~16時40分 アンケート記入、終了 |
お申込書
下記リンクをクリックして、募集要項および申込書をダウンロードしてください。
身体拘束虐待防止研修募集要項(pdf)
主催・問合せ先
介護保険市民オンブズマン機構大阪(O-ネット)職員研修実行委員会事務局
TEL06-6975-5221 FAX06-6975-5223
〒537-0025 大阪市東成区中道3-2-34 JAM大阪