Q&A
Q1オンブズマン活動って、どんなことをするの?
O-ネットから指定された担当施設を、パートナーのオンブズマンと2人で訪問し、2人で入居の利用者の聴き取りにあたります。利用者の思い・要望、オンブズマンが観察した気づきなどを施設に伝え、生活の質の向上に向けて改善を促していきます。オンブズマンとはスウェーデン語で代理人や代弁者という意味。あくまでも「告発型ではなく、橋渡し役」を基本スタイルに活動します。
Q2担い手はどんな人たち?
主に60~70代の市民で、大半が女性です。親や家族などの介護を経験した人、施設でボランティアをしてきた人、看護師・介護職員・ホームヘルパー・ケアマネジャーなどとして働いてきた人、企業を定年退職した人など。「これまで培ってきた経験を活かしたい」「施設選びに役立てたい」「実際の介護現場を見て学びたい」「人の役に立ちたい」など、さまざまな動機や背景をもって活動に臨んでいます。
Q3どんなところで活動しているの?
現在、大阪・兵庫・奈良・京都において、特別養護老人ホーム、グループホーム、介護付き有料老人ホーム、サ高住、小規模多機能型居宅介護事業所など、40か所前後で活動しています。
Q4オンブズマンになるにはどうすればいいの?
まずは、O-ネットが開講する「介護保険市民オンブズマン養成講座」を受講していただきます。養成講座は毎年4月と6月に開講。約17時間で介護保険制度の趣旨や高齢者施設の現状、オンブズマンに必要な心構えなどを学びます。養成講座修了後、受講結果を総合的に判断し、オンブズマンとして活動していただく方を認証します。
Q5施設訪問に必要な日数・時間数は?
月2回、1回2時間程度です。訪問日はパートナー・担当施設と日程調整を行い、事前に決めておきます。緊急やむをえない場合、施設・パートナーの了解があれば訪問日を変更することも可能です。
Q6活動日は支給されるの?
O-ネットの市民オンブズマンはボランティアとして活動します。ただし、自宅から担当施設までの交通費と付帯経費(1回800円)はO-ネットからお支払いします。
Q7活動内容はどんな方法で報告するの?
O-ネット所定の「オンブズマン活動報告書」に必要事項を記入し、メールまたはFAXで、オンブズマン2人のうちのどちらか1人が報告。報告書はオンブズマンが交替で作成します。そのため、月2回の活動のうち、1回は報告書の作成を担当することになります。
Q8オンブズマン同士の交流の場はあるの?
O-ネットでは定期的に「フォローアップ研修」を開催しています。活動しているオンブズマンが集まり、 交流を深めるとともに、さらなる資質の向上をめざし、知識・情報の共有化を図っています。