O−ネットがめざすもの

高齢者が最期まで“自分らしく”暮らせる「施設」と「社会」を実現する

介護施設で暮らす高齢者には、重度の要介護状態や認知症で、意思疎通が難しいというハンディがあります。慣れない集団生活での「気遣いや息苦しさ」、外部社会との断絶、主体性の喪失など、課題は少なくありません。
施設介護と密接に関わる介護保険制度の動きを見据えつつ、「他人任せ」「行政任せ」ではなく自分自身が「施設を見る目」を養うために、
①施設関係者とも積極的に対話を重ねながら「施設介護のあるべき姿」を探る、
②サービスの受け手である高齢者自身・家族そして市民自らが介護についての知識・情報を持つ――。そんなアクションを起こしていくことが、施設介護の質を向上させ、将来自分たちが「入居したい」と思える施設を増やすことにもつながっていくと考えています。
介護保険の創設当初から謳われている事業者と利用者の「対等な契約」と「市民参加」のコンセプトを、介護オンブズマン活動を通して社会に根づかせていく――。それが私たちのミッション(使命)です。

オンブズマン活動の仕組み

O‐ネットのあゆみ