「日本に来てよかった」をカタチにするために
みんなでつくろう 大阪モデル!

少子高齢化が進み人手不足が続く中、高齢者施設でも外国人介護スタッフが増えています。介護の仕事を学び、一生懸命働いている外国の人たちですが「日本語」や「日々の暮らし」の困りごとも多くあります。そんな彼・彼女らに寄り添い、気軽にサポートできる市民がいたら、とても心強いのではないでしょうか。介護の仕事が好きになり、大阪が好きになる…。そうなれば職場も楽しく介護の質も向上し、地域の活性化にもつながっていくでしょう。
そんな好循環を生み出す担い手である「応援隊」「大阪モデル」を作り上げ、全国に発信していきます。


少子高齢社会の影響で人手不足が深刻化するなか、介護施設では外国人介護スタッフを雇用するところが増えています。しかし受入れ施設の中には、経済的にも人員的にも、外国人スタッフにじっくり向き合う余裕がないところもあります。外国人スタッフは介護の専門用語や技術を覚えつつ懸命に努力していますが、日本語が十分でないため「皆に迷惑をかけている」と感じ、孤立感や疎外感を抱くケースも。外国人スタッフが日本に好感を持ち、介護のエキスパートとして成長していくには、介護現場の関係者だけでなく、異文化理解を踏まえた市民によるサポートも不可欠です。20年以上にわたって介護オンブズマン活動で培ってきたノウハウや施設とのネットワークを活かし、日本語教育や外国人との交流経験がある市民、あるいは介護現場での就労経験をもつ市民が、外国人スタッフに寄り添い、ボランティアでサポートすることによって、彼ら・彼女らが「日本語で自分の思いを伝えたり、気軽に質問できるようにする」、「職場の同僚や高齢者・家族と積極的にかかわり、気持ちよく働き、地域で安心して暮らせるようにする」。そうした取り組みを行うことによって、介護の質向上を図るとともに、地域住民とのかかわりも増やし、地域の活性化にもつなげていく、そんな好循環を生み出していくことを目的としています。