【オンライン研修】日本社会福祉弘済会 後援
『外国人スタッフとともに働く職場環境づくり』
外国人120人以上を雇用
外国人スタッフ受入れの現状と課題」と題して、前半は特養・ナーシングホーム智鳥の大北淳施設長の講義を、後半は「介護施設で働き始めて思うこと」で外国人の方2名の体験談をうかがいました。
ナーシングホーム智鳥の母体である社会福祉法人・晋栄福祉会は、2009年から外国人スタッフの受入れを開始。系列7施設に外国人職員124名が勤務しており、職員全体の1割以上に及んでいます。採用ルート別では、EPA(経済連携協定。対象国はインドネシア、フィリピン、ベトナム)94名、介護ビザ16名、留学生7名、技能実習生・特定技能各3名、医療ビザ(看護)1名。EPAの人たちは4年間で介護福祉士取得を目指します。
違いを認め、向き合うこと
努力家で明るく、目上の人を敬う文化をもつ国々から来た外国人職員は、利用者や家族にも好評。ケアに対する真摯な姿勢が、日本人職員にもよい影響を及ぼしています。
一方、「毎日曜日ミサに行きたい」「同僚と一緒に一時帰国したい」といった要望が出てくることも。「考え方の違いはあって当然。大切なのは要望を知り、きちんと向き合うこと。違いを把握した上で、調整が必要な場合は理由をていねいに説明します」と大北さん。「同時に生活面では異国での不自由さや寂しさを感じないよう心を配る。そうしたきめ細かな対応の積み重ねが、外国人も働きやすい職場づくりにつながっていく」と話しました。
介護施設で働き始めて思うこと
日本語難しい。大阪弁も大変です︕
日本で働いてみたいと思い、ベトナムから来ました。日本語の勉強は主に来日してからだったので、最初はまったくわかりませんでした。発音が同じでも意味が違う言葉があるし、大阪弁も慣れるまで大変でした。ベトナムではお年寄りの世話は家族がしています。施設なんてみかけません。そこがすごく違うところです。もうすぐ赤ちゃんが生まれます。子どもは日本で育てたい。そして日本語の先生になればいいかな(笑)。
最初は介護の仕事に戸惑いました
EPAでインドネシアから来ました。苦労したのは介護福祉士の資格試験です。既定の期間内では合格できず一旦帰国。再度挑戦してやっと合格できました。介護の仕事は最初かなり戸惑いました。母国では看護師として手術の立ち合いなどをしていただけに、「おむつ交換?なに、これ?」って感じでした。でも周囲からサポートを受けるうち馴染めるようになりました。TVドラマ「相棒」や「科捜研の女」が好き。日本語の勉強にもなります。
9月から入国緩和! “アフター・コロナ”見据え、今から準備を
人手不足が続く介護分野の打開策の一つとして、近年注目されてきた外国人の雇用。新型コロナ感染拡大による出入国規制で、その動きも中断したかに見えました。しかし9月から留学生の入国が緩和されるほか、在留資格を持つ外国人の再入国制限も全面解禁されることとなりました。コロナの影響で社会経済活動が停滞気味の昨今ですが、介護分野において今後、外国人が不可欠な存在になることは間違いありません。
「外国人が安心して働くにはどんな環境整備が必要か」「外国人と日本人スタッフが協働し、定着できる職場にするには何が求められるのか」、また「外国人スタッフ自身はどんな思いを抱えているのか」…。受入れの本格化に備え、この研修で皆様とともに考えていきます。
日時:2020年10月9日(金)13時30分~16時10分
定員:40人(申込先着順)
研修方法:Zoomによるオンライン研修
対象:介護施設・事業所で働く管理者・介護職員など
受講料:3,500円/人(O-ネット会員施設は2,500円)
プログラム
13時30分~15時 オープニング 講義「外国人介護スタッフ受入れの現状と課題」(質疑応答含む) 大北淳・ナーシングホーム智鳥施設長 |
15時10分~16時10分 発表「介護施設で働き始めて思うこと」(質疑応答含む) ◯ステファニ・ディアナ・シウィナンティさん (特養・宝塚ちどり、EPA介護職員) ◯レイ・ティ・タムさん (小規模多機能型居宅介護事業所きずな・介護職員) |
【終了しました】申込方法:下記の手順でお願いします
(1)Webでお申し込みの場合
①下記申込フォームに必要事項を入力し、送信してください
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②申込ご担当者のメールアドレスに「仮受付」のメールをお送りしますので、受講料をお振込ください
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③お振込みを事務局で確認後、「申込受理」のメールを申込ご担当者にお送りします。
以上でお続き完了となります。
受講される方のメールアドレスに、研修のID・パスワードを記したご案内やレジュメをお送りします。
<申込フォーム>
(2)FAXでお申し込みの場合
①下記の申込書をダウンロードし、FAXにて事務局へお送りください。また受講される方のメールアドレスをメールでお送りください
(事務局メールアドレス:o-netnpo@train.ocn.ne.jp)
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②事務局からFAXまたはメールで「仮受付」のご連絡を差し上げますので、受講料をお振込みください
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③お振込みを事務局で確認後、「申込受理」のメールを申込ご担当者にお送りします。
以上でお続き完了となります。
受講される方のメールアドレスに、研修のID・パスワードを記したご案内やレジュメをお送りします。
<お申込書>
下記リンクをクリックして、募集要項および申込書をダウンロードしてください。
外国人スタッフとともに働く職場環境づくり (PDF)
(1)(2)ともに、受講料のお振込は下記へお願いいたします
郵便振替 口座記号番号 00940-2-154470
加入者名 NPO介護保険市民オンブズマン機構大阪
主催・問合せ先
介護保険市民オンブズマン機構大阪(O-ネット) 職員研修実行委員会事務局
TEL06-6975-5221 FAX06-6975-5223
〒537-0025 大阪市東成区中道3-2-34