事例総数437件、平均改善率は80%
2014年4月から1年間、約90名のオンブズマンが特養・介護付き有料老人ホーム・介護型ケアハウスなど延べ約50施設で活動し伝えた事例総数437件の中から、主な事例をソフト面・ハード面ともに抜粋し、分析しています。
ソフト面には、排泄・食事・入浴・車椅子など14項目があり、事例には「夜中の排便は転倒の危険からおしめの中にしろと言われ、我慢していると便秘になり困っている」という利用者の声と、オンブズマンが繰り返し施設に伝えた結果、利用者の立位訓練に取り組み1年半後にポータブルトイレの使用が可能になった報告例などがあります。
ハード面では居室と共用空間の2項目があり、事例には「多床室で各人のベッドに仕切りのカーテンがない」というオンブズマンの指摘なども掲載しています。