介護現場で働く外国人職員が増えています。平成 6 年度の『大阪府介護人材の受入れ等に関するアンケート結果報告書』によれば、回答施設の中で、特養は約 8 割、老健・介護医療院・グループホームを併せた全体でも、7 割弱が外国人介護職員を受入れています。
高齢化率の低い国々から来た人たちの中には、日本の介護現場で働くようになって初めて、認知症について学び、また認知症のある人と接することが少なくありません。
現場では、2024 年度から義務化された e-ラーニングの認知症基礎研修などを通し、外国の人たちに学びの機会を提供しておられると思います。
そうした研修で、国の取り組みや基本理念、基礎的な知識や介護技術については学べるでしょう。
しかし、認知症の人の「想い」についてまでは、なかなか理解が及ばないのが正直なところではないでしょうか?
この研修では、介護現場で働いている外国の人たちに、講師が“やさしい日本語”を使って講義を行います。
そして、知識やスキルではなく、「周りの人から大切にされていると感じるケア」を実践するための、“土台となる考え方”を培います。
ビデオやワークも交えながら、「認知症の人が体験している世界とはどのようなものか」、「認知症の人の気持ちを感じ、自分ごととして考えてみる」…。
そうした体験と学びを通して、認知症ケアの根底となる学びを深め、介護職としての成長につなげていきます。
日時:7月17日(木) 10 時 30 分~16 時 30 分
会場:PLP会館 4F小会議室
定員:20名 (7月10日申込締切)
対象:介護施設・事業所で働く外国人介護職員・日本語レベル N4以上
受講料:4,000円/人 ※O-ネット会員施設 2,000円/人
講師:
松原宏樹・大阪市認知症介護指導者/(福)慶生会在宅事業本部居宅事業部長
〈担当講義〉講義 Ⅰ・講義 Ⅱ
山内恵美・大阪市認知症介護指導者 特別養護老人ホーム白寿苑看護担当課長
〈担当講義〉講義 Ⅲ・講義 Ⅳ
【プログラム】
10 時 30 分 オープニング
10 時 30 分~12 時 講義 Ⅰ 『認知症になって困ることについて考える』
12 時~13 時 昼食、休憩
13 時~13 時 50 分 講義Ⅱ 『認知症の人が体験している世界を知る』
14 時~15 時 20 分 講義Ⅲ『より良いケアパートナーとしてできることを知る』
15 時 20 分~15 時 30 分 休憩
15 時 30 分~16 時 30 分 講義Ⅳ 『明日からやれることを考える』
申込方法:下記の手順でお願いします
①下記申込フォームに必要事項を入力し、送信してください。
② 研修申込ご担当者に「仮受付」のメールまたはFAXをお送りします。
受講料をお振込ください
受講料のお振込は下記へお願いいたします。
郵便振替 口座記号番号 00940-2-154470
加入者名 NPO介護保険市民オンブズマン機構大阪
③お振込みを事務局で確認後、研修申込ご担当者に「申込受理」のメールまたはFAXをお送りします。
④受講される方のメルアドに、研修前にURLとレジュメをお送りいたします。
◆FAXでお申し込みの場合は用紙を コチラ からダウンロードしてください。
“やさしい日本語”で学ぶ認知症ケア研修募集要項
<申込フォーム>
主催・問合せ先:介護保険市民オンブズマン機構大阪(通称O-ネット)
職員研修実行委員会事務局
助成:中央共同募金会
〒530-0041 大阪市北区天神橋3-9-27 PLP会館3階
TEL 06-6949-8192 FAX 06-6949-9296
Mail o-netnpo@train.ocn.ne.jp
※ お電話は水・土・日・祝を除く10:00 ~ 17:00 にお願いします。