オンブズマン活動施設懇談会を開催しました

7月26日、オンラインで活動施設との懇談会を開催しました。企画したのは6月初め。複数のオンブズマンから「ワクチン接種が進めば活動が再開されますか」
といった問い合わせがあり、施設の意向を聞く機会を持ちたいと考えました。
しかしその後デルタ株の蔓延で再開は難しい状況に。こうしたこともあって、当日の出席は7施設8名にとどまりました。O―ネットからは代表・副代表・サ
ポーター・事務局員併せ7名が出席。施設の近況やオンライン面談の感想などが話題となりました。
ワクチン接種について尋ねたところ、参加施設の大半は7月中に利用者・職員とも完了とのことでした。
家族の面会については、「リモートのみ」(3施設)、「面会室やテラスなど場所や時間に制限を設けて対面も再開」(3施設)、「感染予防に十分注意しながら居室面会も受け入れている」(1施設)と対応が分かれました。
参加施設の中でオンブズマンのオンライン面談を実施しているのは2施設でしたが「聞き取りにくいときもあるが、紙に書いて示すなどオンブズマンも工夫し
てくれている」「画面越しでも他者との触れ合いは大事。面談日にはおしゃれして臨むなど利用者の刺激になっている面もある」といった声が寄せられました。
家族やボランティアの訪問制限が続く中、介護の質の確保も気になるところです。「職員の言葉遣いや居室の清掃が多少おざなりになっていると感じる」と話す施設も。一方で「在宅部門の職員や介護職以外の職員がラウンドし、気づきを伝えるようにしている」という施設もありました。介護現場の密室化を防ぐには、職員同士や部署間の相互チェックとサポートが有効な方策となるようです。
懇談会参加施設の皆さん︓
宮田英幸・あけぼの苑施設長、岩野行雄・喜志菊水苑事務長補佐、酒井康裕・弘済院第一特別養護老人ホーム介護支援専門員、氏家幹夫・四天王寺たまつくり苑施設長、山本憲・大仙もずの音生活相談員・介護支援専門員、福留千佳・なごみ総合施設長、上村淳・なごみ副施設長、三輪等・中山ちどり介護支援専門員
日時:7月26日(月)14時~15時30分 ※オンライン&会場参加
テーマ
オンライン面談について
ワクチン接種の進捗状況と、家族の面会・ボランティア受入れについて
オンブズマン活動再開について