7/25 オンブズマンフォローアップ研修を開催しました

当日、Ⅰ部には11名、Ⅱ部には9名のオンブズマンとサポーター・事務局5名が研修に参加し、活動施設の状況や、再開施設で活動を開始されたオンブズマンさんのお話をお聴きしました。

 

また、10年以上活動を続けてくださっているオンブズマンの方々(該当者13名)には、20周年を記念し感謝状をお贈りしました。

 

 


日時:7月25日(土)
Ⅰ部 10時30分~11時45分
Ⅱ部 13時30分~14時45分

場所:O-ネット

プログラム
事務連絡、活動施設の外部関係者受入状況
感謝状贈呈
活動を再開して(成法苑・すずらん担当のオンブズマンさんから)
ちょっとだけしゃべっていこう会

★事前の検温・マスク着用・手指消毒にご協力お願いします。

★机・いす・ドアノブなど手を触れるところの消毒を行い、会場の衛生確保に努めます。


Oーネット通信116号(9/24発行)より

6か月ぶりに開催「密」を避け2部制で

Oーネットでは7月25日、オンブズマンフォローアップ研修を開催しました。3月・5月はコロナの影響で中止したため半年ぶりの集まりとなりました。「3密」を避けるため午前・午後の2部制とし、開催時間は各1時間ほど。参加者は、サポーターや事務局員併せ各14~ 15 人と少なめでしたが、久しぶりに皆が顔を合わせ、再会を喜び合う機会となりました。

前半は、活動施設の外部関係者受入れ状況やコロナ期におけるオンブズマン活動の考え方や対応を事務局が説明。O―ネット設立20周年を記念し、10年以上活動のオンブズマンの方々に感謝状を贈りました。

後半は、6月から活動再開となった2施設の担当オンブズマン・栗山千代子さん(午前・午後)、福山日出代さん(午前)、伊藤康子さん(午後)の話を聞き、施設や利用者の方々の様子を知る機会としました。

「感染防止に配慮しつつ、利用者の日常を取り戻したい。オンブズマンの訪問が潤いと癒しになれば」との思いがあって再開に踏み切った両施設。「以前あまり会話のなかった利用者さんが、とてもよく話されたので驚いた」「自分たちの役割を再認識できた」「コロナを持ち込んではならないので責任は重いが、体調管理に努めて臨んでいきたい」と担当オンブズマンの皆さんは話していました。

最後の20分間はフリートーク。「自粛中どう過ごしていた?」との問いかけに「ボランティア活動が全部中止になって退屈。テレビの前に座り続けることになるので、自分を律し散歩するよう努めている」といった声も。「利用者の皆さんはどうしておられるかなと、考えることもよくある」「ようやく活動に慣れだしたのに、休止となって気持が萎える」といった話もありました。

施設とのオンライン面談も検討中のO―ネット。オンブズマン活動へのモチベーションを維持するためにも、今私たちに何ができることを考え、取り組んでいきます。

長年の活動に感謝  事務局長 堀川世津子

「告発型ではなく橋渡し役」「信頼関係を築きつつ、聴き取りや観察から改善要望を伝える」――。オンブズマン活動は、立ち位置やバランスの取り方がなかなか難しい活動です。

そうした中、オンブズマンの皆さんは「真摯に向き合い、相手を尊重しながら対応する」ことにより、施設から厚い信頼を得てきたと言えます。そして、そんな活動スタイルがずっと受け継がれてきたのも、長年活動を続けてきた方々が礎を築いてくださったからこそ、と深く感謝しています。

ひと口に「10年以上」と言っても、ボランティアで活動を続けるのは容易なことではありません。皆さん理由はさまざまですが、共通するのは「利用者の方々と話をするのが好きなこと」「肩ひじ張らずに臨むこと」、そして「活動で体験した気づきや驚き、他者との違いを楽しむこと」。こうした姿勢が継続につながってきたように感じられました。

コロナで大半が休止中の活動ですが、再開後はまたよろしくお願いいたします。

10 年以上活動のオンブズマンの皆さん(13 名)

田中美智子さん(1 期生)、西澤悦子さん・萬金映子さん(2 期生)、渡辺よしみさん(3 期生)、後藤田慶子さん(5 期生)、藤井敬子さん(6 期生)、藤本委扶子さん(7 期生)、本田幸八さん・坂東美子さん(8 期生)、木下洋子さん・長谷川佐和子さん(9 期生)、中島絢子さん・大野富子さん(10 期生)