6/12 20周年記念誌を発行しました

Content

1. ごあいさつ
2. 設立20周年に寄せて
・講師・施設長・会員の皆さまより
3. O−ネット20年のあゆみ
4. 第20期活動オンブズマンから
5. O−ネットの事業
・オンブズマンの活動と事例分析
・図書発行、講座・研修
・さらなる活動・展開をめざして

 

ごあいさつ

代表理事 三木秀夫

「橋渡し役の20年を迎えて」

介護保険市民オンブズマン機構大阪(O−ネット)は、介護保険制度が始 まった2000年に、介護サービスを真に市民主体の制度にすべく、「告発型 ではなく橋渡し役」を基本理念として設立し、本年で20周年を迎えました。
設立以来、多くの困難もありましたが、活動は順調に成果をあげ、その 先進性・公共性が社会的に高く評価され、数々の助成金や賞もいただくこ ともできました。これはひとえに、活動に積極的にかかわって下さったオン ブズマンの方々、派遣を受け入れて質の向上に取り組まれた施設の方々、 さらには様々な形で支援いただいた会員の皆様、福祉・医療・法律・行政 など多分野の関係者の方々のおかげであり、厚く感謝を申し上げます。

O−ネットの立ち上げは、それまで家族だけが担っていた介護を社会全 体で担う「介護の社会化」を目指した介護保険の制度化が進行するなか で、制度づくりへの提言や市民への情報提供を行ってきた「介護の社会化 を進める1万人市民委員会・関西」での構想から、運動をリードされていた 医師の岡本祐三前代表理事のもとに、高齢者福祉で活動していた大阪の NPOやボランティア団体、個人が結集して、2000年3月に発足したもの です。同年6月にはNPO法人格も取得しました。

O−ネットの基本的な活動は、養成研修を受けた市民を「介護オンブズ マン」として介護施設に派遣し、入居者との対話や観察によって気づいた 課題を施設への橋渡しという理念にもとづいて伝えることを通して、施設 介護の質の向上を図るとともに、改善事例を公表して社会的なボトムアッ プにも取り組むというものです。オンブズマン派遣のほか「オンブズマン養 成講座」、「施設職員研修」や「講演会」、「オンブズマン事例分析」や「介 護オンブズマンがまとめたこれ1冊でわかる特別養護老人ホーム」などの 図書発行もし、2019年からは「グループホーム外部評価」も始めています。

今後、介護人材の不足を受けての外国人介護職の増加や、ロボット介 護機器の普及など、介護サービスを巡る状況も変化が著しく、O−ネットの 果たすべき役割はまだまだ増大するものと思います。これからもぜひ、私ど もの活動にこれまで以上のご支援を賜りますよう、心からお願いを申し上 げます。