選択食を導入、職員の確保・教育も進む

2004年5月発行/A4判73ページ・550円
2001年度と2002年度の事例集に掲載された高齢者施設(特養34施設)の事例、全685例を対象に分析。
全体を通して、
(1)選択食の導入など食事内容、「楽しみ」に関わる物品の提供などについては比較的速やかに改善されている
(2)職員の確保・職員教育については、事例が取り上げられてから2年および2年半の期間を経過した追跡調査ではある程度改善されている
(3)施設周辺への散歩など身近なところへの外出、入浴およびリハビリの提供回数の増加などは、対応する人手の確保が難しくいまだ十分ではない
――などの傾向が見えてきました。市民が求めるよりよい施設介護とは何か、オンブズマン活動の意義と役割にも言及しています。