常に介護が必要な人が暮らす特別養護老人ホーム(特養)は、全国で約10,000施設、57万人が暮らす最大の介護施設です。 しかし施設によって介護の質はさまざまなです。 入居してから後悔しないために、「最期まで自分らしく暮らす」ために、事前に知識と情報を得ることが必要です。 本書は、「告発型ではなく橋渡し役」を基本スタンスにする市民オンブズマンが、20年にわたる活動の中でまとめた特養利用のガイドブック。 特養の生活と介護を知るための最適の入門書です。
【目次】
第1章 特養の基礎知識
①「施設で暮らす」ということ
②特養の特徴
③特養に入るには
④特養の種類
⑤特養で働く人々
⑥利用料金
第2章 特養の生活と介護
①特養の生活と1日の流れ
②食事
③入浴
④排泄
⑤楽しみ
⑥外出・外気浴
⑦医療・治療
⑧リハビリ
⑨車椅子
⑩居室・共用スペース
⑪リスクマネジメント・苦情相談
第3章 特養利用の留意点と課題
①施設見学のポイント
②利用する側に求められること
③特養の課題