【中央共同募金会】外国人介護スタッフ応援隊事業への助成が決定しました

O-ネットではこのほど、外国人介護スタッフ応援隊事業において、中央共同募金会から236万円の助成を受けることになりました。
「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成」第5回助成

O-ネットでは同第2回129万円、第3回212万円、第4回219万円の助成を受けており、4年続けての採択となりました。

外国人介護スタッフ応援隊事業は、主に次の事業を展開、継続しております。
①日本語による対話活動を通して外国人介護スタッフをボランティアでサポートする「応援隊活動」
②応援隊員が一堂に会して情報交換を行う「応援隊ミーティング」
③受入れ施設やO-ネットの関係者で構成し事業の方向性や課題について協議する「企画委員会」
④新たな担い手を養成する「応援隊養成講座」

本年度は大阪市認知症介護指導者・日本語教師・外国人介護職員と連携し「外国人介護スタッフ向け『認知症ケア研修』」の開催を計画していきます。

※共同募金にご寄付いただいた皆さまには厚く御礼申し上げます

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【O-ネット通信129号より】

「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成第5回」で、中央共同募金会から236万円の助成を受けることが決まりました。
対象となるのは、外国人介護スタッフ応援隊事業。期間は2024年10月~25年9月の1年間です。
O-ネットでは22年~24年も同助成を受けており、4年連続の採択となりました。
助成では、①外国人介護スタッフをボランティアでサポートする「応援隊活動」、②応援隊員が一堂に会して情報交換や事例の共有を行う「応援隊ミーティング」、③事業の方向性や課題を協議する「企画委員会」、④活動の担い手を育む「応援隊養成講座」を、これまで同様行います。
加えて今回は、外国人スタッフの受入れに関心のある人たちに向けて開く「講演会」と、外国人スタッフを対象とした「“やさしい日本語”で学ぶ認知症介護研修」も実施します。
「講演会」では、第4回助成事業で実施した『外国人介護職員受入れに関するアンケート調査』の結果をもとに、そこから見えてきたことを伝えるとともに、受入れの課題や可能性について考える機会とします。
「“やさしい日本語”で学ぶ認知症介護研修」は7月頃に1日研修を開講する予定です。
外国人スタッフの母国では高齢化率が低いこともあり、来日して介護施設で働くまで認知症のある高齢者と接したことがない人も少なくありません。受入れ施設では認知症ケアについて一定の知識や実践を通しての対応方法の伝授に努めていますが、外国人スタッフが十分に理解できているとは言い難いのが現状です。
そこでこの研修では、大阪市認知症介護指導者と連携し、カリキュラムや“やさしい日本語”で伝える方法を検討していきます。
開講にあたっては「カリキュラム検討委員会」を立ち上げ、大阪市認知症介護指導者の他、日本語教師や外国人スタッフにも参画を依頼し、協議を進めます。
このように応援隊活動を軸に広がりつつある取組みですが、一方で自治体などとの連携を図り、応援隊活動を事業化につなげていく働きかけも求められています。そうした点も視野に入れながら活動を進めていくことがこれからの課題です。